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環境ニュース[国内]

イオン、「世界水産物持続可能性イニシアチブ」に参画、アジアの小売業で初めて

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2017.10.30 【情報源】企業/2017.10.27 発表

 イオンは、持続可能な水産物の普及を進める国際的な機関「世界水産物持続可能性イニシアチブ(GSSI)」に参画した。アジアの小売業では初めてだ。GSSIのメンバーとして目的達成に協力し、日本やアジア特有の魚種について、持続可能性確保に向けた情報発信や、漁業者などとの連携を推進する。これにより、持続可能な水産物の流通拡大につなげる。

 GSSIには各国の生産者、水産関連企業、非政府組織、専門家、政府、国連食糧農業機関FAO)などが参加する。世界中に多くある水産物についての認証の枠組み(エコラベル)に関し、FAOの「水産物エコラベルのためのガイドライン」などに基づいて審査・認定する。併せて、認証制度の信頼性を保証するとともに、制度の改善を進めている。

 イオンはGSSIを基にした認証基準の商品や、持続可能で社会的に責任ある方法で漁獲した天然水産物の「MSC(海洋管理協議会)」認証、環境や社会に配慮した養殖場で生産した水産物の「ASC(水産養殖管理協議会)」認証の商品を積極展開している。GSSIに参画したことで多様な利害関係者と連携し、これまで以上に流通を広げる。

 イオンは2014年に「水産物調達方針」、2017年4月に「持続可能な調達方針」「2020年目標」を策定して取り組んでいる。2020年目標は、連結対象になる総合スーパー、スーパーマーケット企業でMSC、ASCの流通・加工認証の100%取得を目指し、主要な全魚種で持続可能な裏付けがあるプライベートブランドを提供する、としている。
【イオン株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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