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環境ニュース[国内]

ヤマト運輸、路線バスで荷物を運ぶ「客貨混載」を徳島県で開始、CO2排出量を削減

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.10.31 【情報源】企業/2017.10.25 発表

 ヤマト運輸は、路線バスで荷物を運ぶ「客貨混載」を徳島県三好市で11月1日に始める。宅配便の荷物を輸送するトラックの走行距離が減り、その分のCO2排出量が削減できる。ヤマト運輸は全国各地で客貨混載を進めているが、四国では初めてとなる。山間地域のバス路線網維持と物流の効率化による住民の生活サービス向上を目指す。

 客貨混載は、大阪、神戸への高速路線バスや三好市を中心にローカルバス路線を持つ四国交通(同市)と実施する。同社は山間部の路線バス網の維持が課題だった。客貨混載で新たな収入源が確保できる。ヤマト運輸は、セールスドライバーの移動距離が長く業務負荷が大きい三好市で効率的なネットワークの構築を模索していた。

 座席の一部を荷台スペースにした車両を四国交通本社から三好市内の西祖谷・東祖谷地区へ運行する。両地区は20年で人口が半減し、過疎化が進んでいる。ヤマト運輸と四国交通のつながりで住民の役に立ち、地域を明るい未来につなげたい、との思いから「つながる未来バス」と名付けた。客貨混載バスと分かる方向幕、看板などを施す。

 四国交通本社から西祖谷・東祖谷地区までは約50kmの距離がある。両地区へ届ける荷物をヤマト運輸のSDが四国交通本社でバスに積み込み、西祖谷地区と東祖谷地区で、それぞれ地域を担当するセールスドライバーに引き渡す。ヤマト運輸は岩手、宮崎県、北海道、熊本、兵庫、長野、和歌山県で客貨混載を展開し、愛知、奈良県でも実験的に実施している。
【ヤマト運輸株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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