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環境ニュース[国内]

東芝エネルギーシステムズ、自立型水素エネルギー供給を「Koboパーク」に設置

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2017.11.06 【情報源】企業/2017.10.30 発表

 東芝エネルギーシステムズは、自立型水素エネルギー供給システム「H2One(エイチツーワン)」をプロ野球の東北楽天の本拠地球場になっている「Kobo(コボ)パーク宮城」(仙台市宮城野区)に設置する。同社は東芝のグループ企業で、エネルギー関連製品・システムを手掛ける。同球場を含む宮城野原公園総合運動場を所有する宮城県から受注した。

 H2Oneは、再生可能エネルギーと水素を活用し、独自の水素エネルギー管理システムで電力を安定的に供給する、CO2排出のない自立型の水素エネルギー供給システムとなる。Koboパーク宮城に設けるシステムは太陽光発電、蓄電池、水素製造装置、水素を低圧で大量に吸収・放出できる水素吸蔵合金のタンク、純水素燃料電池で構成する。

 各種機器がコンテナ1台に格納して省スペース化すると同時に、施工期間も短縮できる。11月に工事を始め、2018年3月の運転開始を予定している。Koboパーク宮城ではH2Oneを使って平常時には、球場の入口に設置する予定の電子表示板などに電源を供給する。非常時には、地域ラジオ局が災害情報を発信するための電力に利用する。

 宮城県は「みやぎ水素エネルギー利活用推進ビジョン」を2015年に策定して取り組みを進めている。H2Oneが再生可能エネルギー由来のCO2フリーの水素を活用し、災害時でも自立して発電できる点を評価した。H2Oneは災害時の対策のほか、再生可能エネルギーの出力変動調整での水素利用の研究、ビルの省エネなど用途が広がっている。

【東芝エネルギーシステムズ株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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