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環境ニュース[国内]

佐川急便、乗り合いタクシーで荷物輸送する「貨客混載」を北海道旭川市で開始

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.11.07 【情報源】企業/2017.10.31 発表

 佐川急便は、乗り合いタクシーを活用して宅配便の荷物を輸送する「貨客混載事業」を北海道旭川市で11月1日に始めた。予約がない時間帯に乗り合いタクシーの運転手が荷物を個別配送する。同市を中心にタクシー事業を手掛ける旭川中央ハイヤー(同市)と実施する。従来のトラック輸送が減り、走行に伴うCO2排出量が削減できる。

 乗り合いタクシーは、タクシー車両を使用して決まった路線、運賃、時刻で不特定の乗客を運ぶ公共交通を指す。旭川中央ハイヤーの乗り合いタクシーはJR石北本線の東旭川駅(旭川市)と、約20km離れた米飯(ペーパン)地区(東桜丘、瑞穂、米原、豊田の4地区の総称)間を、住民の予約に応じて平日10便、土・日曜7便運行している。

 配達対象エリアは米飯地区と東旭川駅周辺となる。乗り合いタクシーの運転手は、旭川市内の佐川急便旭川営業所で配達荷物を受け取り、東旭川駅から通常運行して米飯地区に向かい、乗車待ちや空車時間など運行の合間を利用して配達する。配達を終えた後、不在など未配達の荷物を佐川急便の旭川営業所で引き渡して業務を終了する。

 自動車運送業の人手不足と、人口減少などに伴う旅客数の減少から、過疎地域で人の移動や物流のサービス維持が課題になっている。こうした状況を受け、一定の条件で旅客と荷物が同時に運べるように規制が緩和されたため、佐川急便は乗り合いタクシーを使って宅配便を届けることにした。貨客混載事業によって物流の効率化を図る。
【佐川急便株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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