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環境ニュース[国内]

新営巣地でうまれたアホウドリの帰還をはじめて確認

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2001.04.10 【情報源】環境省/2001.04.06 発表

 環境省が東京都に委託し、伊豆諸島の鳥島において既存営巣地の整備や営巣地の分散事業を実施している「アホウドリの繁殖状況調査」で、新営巣地である初寝崎地区生まれのアホウドリが、いったん巣立った後、初寝崎地区へ帰還していることが、足環の観察により確認された。
 この事業に協力している財団法人山階鳥類研究所によると、平成13年2月22日午後4時33分頃、新繁殖地の雛の近くに着陸したアホウドリが、足環の番号から平成10年5月18日に初寝崎で生まれ、同年6月2日に巣立ちが観察された個体と判明したとのことである。なお、これは、鳥島のアホウドリ新営巣地で生まれた個体の初めての帰還記録であり、アホウドリは生まれ育った巣の近くに再び帰ってくることが改めて確認された。
 環境省は、初寝崎地区に巣立ち個体の帰還が確認されたことはたいへん喜ばしく、今後、初寝崎地区が繁殖地として定着することを期待する、と発表している。【環境省】

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