福山共同発電所更新計画に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出

　環境省は、「福山共同発電所更新計画環境影響評価準備書」（瀬戸内共同火力株式会社）に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

　本事業は、広島県福山市において、老朽化した既設２、３号機（計23.1万kW）を廃止し、新２号機（計23万kW）に更新するものである。本発電設備は、製鉄所から発生する副生ガスを燃焼放散せずに有効利用する発電設備であり、高効率のコンバインドサイクル発電方式の採用等により二酸化炭素等の排出を低減するものである。

　環境大臣意見では、事業者に対し、
　　高効率の本発電設備の優先的な運用を通じた発電所全体の二酸化炭素排出量の低減及び本設備の高い利用率の維持
　等を求めている。
　また、経済産業省に対し、
　　全ての発電事業者に対する確実な同ベンチマーク指標の目標遵守、副生物等を用いた場合の発電効率及び共同実施の評価の考え方の明確化
　等を求めている。

【環境省】