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環境ニュース[国内]

静岡県藤枝市、下水処理場でバイオマス発電 消化ガスを発電事業者に売却

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2017.12.21 【情報源】地方自治体/2017.11.01 発表

 藤枝市と月島機械(東京)は、下水汚泥処理の過程で発生する消化ガスを使った発電事業を、市内の浄化センターで始めた。同市は消化ガスを発電事業者の月島機械に売却する。同市は「日本一の環境行動都市」を目指している。
 民間の資金とノウハウを活用した民設民営方式を導入し、月島機械が浄化センターの敷地の一角を借りて発電設備を整備。ガスエンジン発電機の出力は253kWで、年間発電電力量は一般家庭約390世帯分の年間消費電力量に相当する約140万kWhを見込む。発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、電力会社に売電する。
 下水処理場で発生する消化ガスを発電事業者に売却する事業は、静岡県内で初めて。消化ガスの売却期間は20年間を予定し、市は消化ガスの売却で年間約1600万円、土地の貸し付けで同約40万円の収入を見込む。市は収益を下水道施設の維持管理に充てる。
 下水汚泥処理の過程で発生する消化ガスは、メタンを主成分とする可燃性ガスで、都市ガスの半分ほどの熱量を持つ。下水由来の安定的な再エネを活用し、地球温暖化対策に貢献する。
 
提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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