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三菱電機、鉄道の回生エネルギー活用「駅舎補助電源装置」で大出力型を製品化

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2017.12.05 【情報源】企業/2017.11.27 発表

 三菱電機は、鉄道車両がブレーキをかけた際に発生する回生エネルギーの余剰電力を活用する「駅舎補助電源装置(S-EIV)」の小型高機能タイプで、400Vの大出力型を製品化した。負荷容量が大きい駅でも導入が容易になる。従来の小型高機能タイプ200V出力機と同じ構造と外形サイズで400Vを実現した。東京メトロが採用を予定している。

 鉄道駅舎では200Vの配電電圧に加え、負荷容量が大きいエレベーターやエスカレーターの動力用などに400Vの配電が使用されている。200V出力機を400V配電に接続する場合は外部に昇圧変圧器を設置する必要があったが、400V出力機で不要にした。変圧器を新たに設計することで、200V出力機と同様の構造とサイズで400V出力を可能にした。

 本体前面から配線作業や点検ができ、保守性や設置場所の自由度が向上した。これまでのしぶき、ちり、さびを防ぐ機能に加え、絶縁の劣化や損傷によって金属製の本体を通じて電流が地面に流れる現象を指す地絡の検出回路を搭載することで、屋外使用での耐久性と安全性を高めた。運転監視では故障時内部情報取得機能などを追加した。

 S-EIVは、2014年6月に東京メトロ東西線の妙典駅に分割タイプの200V出力機が導入され、2016年3月に小型高機能タイプ200V出力機、同年9月に蓄電タイプを製品化した。設置は累計24駅にのぼる。三菱電機は小型高機能タイプ400V出力機の投入で負荷容量の大きい駅での採用を容易にし、エネルギーの有効活用に向けて普及拡大を推進する。

【三菱電機株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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