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環境ニュース[国内]

日本環境協会、危険生物の知識や予防・対処法が身に付くカードゲーム教材を制作

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2017.12.07 【情報源】その他/2017.11.28 発表

 公益財団法人の日本環境協会は、危険生物に関する正しい知識や予防・対処法が楽しみながら身に付くカードゲーム教材「WARNING!!(仮称)」の制作を始めた。南米原産の外来種、ヒアリの発見が全国で相次ぎ、マダニによる感染症では死亡者が出たことを受けた。2018年2月の完成を予定する。こどもエコクラブ全国事務局として作る。

 WARNING!!は、子供たちに自らの命と安全を守る力を養ってもらうのに有用な教材にする。同時に、危険動植物でも在来種であれば、国内の生態系の中で一定の役割を果たしているため、ただ根絶させればいい訳ではないことの理解も促す。完成後は希望する全国のこどもエコクラブに配り、活用状況などから広く配布することも検討する。

 危険生物、生息地、危険、レスキューなどの各カードで構成する。どのような生き物がどんな場所にいるかや、どのような危害を加えるか、どういった対処をするべきかをゲームを通して遊びながら覚えられる。トランプのように遊べるほか、ボードゲームのような楽しみ方もでき、危険生物の生息地のイメージの認識が明確になるという。

 危険生物のカードには山・森、野原、水辺などの生息エリアや、かむ、刺す、毒液など危害の加え方と、昆虫・節足動物など分類を記す。試行版で300部を制作し、要望に応じて増刷・改定して全国の学校や児童館に実費で配る。こどもエコクラブは幼児から高校生までの環境団体で全国各地にあり、10月末現在で約10万人が参加している。

【公益財団法人日本環境協会】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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