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環境ニュース[国内]

旭硝子、鹿島工場でZEB実現の施設建設を開始、自社の省エネ・創エネ製品を活用

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2017.12.22 【情報源】企業/2017.12.13 発表

 旭硝子(AGC)は、鹿島工場(茨城県神栖市)でネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)を実現する施設の建設を始めた。自社が展開する省エネ・創エネ製品を活用する。基準エネルギー消費量と比べて114.7%の削減率を達成する。2018年12月の完成を予定する。建築物のZEB化が求められていることに対応し、ZEBの本事務所棟を造る。

 ZEBは、省エネと再生可能エネルギーの導入によって、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロにする建築物を意味する。基準一次エネルギー消費量に対する削減率によってZEB(100%以上)と「Nearly(ニアリー)ZEB」(75%以上100%未満)、「ZEB Ready(レディー)」(50%以上75%未満)の3段階ある。本事務所棟はZEBを見込む。

 本事務所棟は「自社製品で省エネ・創エネを実現」をテーマに、消費量を上回るエネルギーを創出する。省エネでは、Low-E複層ガラス「サンバランス トリプルクール」と、ウレタンフォーム断熱材の原料「エクセノール」で50.4%の削減率、創エネはガラス一体型太陽電池モジュール「サンジュール SUDARE」で64.3%の削減率にする。

 自社の遮熱・断熱製品による省エネ化とともに、窓にもサンジュール SUDAREを使用し、屋根に加えて開口部も有効利用して創エネを図る。本事務所棟は2階建てで、1435m2の延べ床面積がある。環境省の「ZEB実現に向けた先進的省エネルギー建築物実証事業」にも採択されている。ZEB化を可能にする自社製品のアピールにもつながる。
 
【旭硝子株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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