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環境ニュース[国内]

仮称)阿武隈風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2017.12.26 【情報源】環境省/2017.12.22 発表

 環境省は、福島県で実施予定の「(仮称)阿武隈風力発電事業環境影響評価準備書」(福島復興風力株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

本事業は、福島県田村市、双葉郡川内村、大熊町、浪江町、葛尾村において、最大で総出力234,600kWの風力発電所を設置するものである。

 環境大臣意見では、本事業は地域の復興に資する事を目的として福島県をはじめとした「福島県阿武隈風力発電環境アセスメントコンソーシアム」が配慮書手続きを実施した「福島阿武隈風力発電構想」の一部をなすものであり、地球温暖化対策及び福島県の復興の観点からは望ましいものである旨述べた上で、
 (1)本事業の実施による環境影響等が住民の帰還等の支障とならないよう、関係地方公共団体や住民等への説明・意見聴取等を行いつつ、事業を進めること、
 (2)騒音及び風車の影による影響について、風力発電設備の配置・基数及び機種及び稼働制限等の検討を行い、必要な環境保全措置を講ずること、
 (3)発生土や伐採木等については発生抑制を徹底するとともに、運搬や仮置き場での管理を適切に実施すること、
 (4)空間線量率を測定・把握し、必要に応じて追加的な環境保全措置を実施すること
等を求めている。

【環境省】

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