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環境ニュース[国内]

カナダ、連邦政府のGHG排出を2050年までに80%削減すると宣言

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2018.01.12 【情報源】/2017.12.19 発表

 カナダ環境・気候変動省は、政府活動のグリーン化の更新・拡大の一環として、連邦政府による温室効果ガス(GHG)排出を2050年までに2005年比で80%削減するという「政府グリーン化戦略」の新たな目標を発表した。同戦略は、「連邦持続可能な開発戦略」等と調和したものとなっている。
 連邦政府によるGHG排出量の88%は事務所や研究室等の建物、12%は車両、船舶、飛行機等の輸送エネルギー起源だという。すでに、建物や車両の効率化、持続可能な製品の購入、GHG排出の少ないグリーン電力の購入などによって、連邦政府によるGHG排出は2005年比で28%削減され、2030年までに40%削減という既存の目標達成にも順調に進んでいる。今回発表された政府グリーン化戦略は、遅くても2022年から新築の政府施設の炭素排出を正味ゼロにする、2030年までに政府車両の80%以上を排出ゼロ車両にするなどの排出削減措置に加え、2022年までに政府の全施設で飲料水利用を記録する、2030年までに非有害廃棄物を75%以上、建築の改修および取り壊しで発生する廃棄物を90%以上転用するなど、広範な領域を含む。連邦政府のカーボンフットプリントを大幅に削減することで、低炭素型経済への移行を進め、クリーン技術部門の成長、雇用創出、コスト削減につながるという。【カナダ環境・気候変動省】

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