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環境ニュース[国内]

高知県、県レッドリスト動物編改訂 261種を絶滅危惧種に分類

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2018.01.15 【情報源】地方自治体/2017.10.31 発表

 高知県は、絶滅の恐れがある県内の野生動物をまとめた「高知県レッドリスト(動物編)」を改訂した。絶滅危惧種は261種で、改訂前と比べて46種増えた。タガメ、ヤマトオサムシダマシ、チャマダラセセリの昆虫類3種を新たに絶滅種に追加した。
 レッドリストは「哺乳類」「汽水・淡水産魚類」「昆虫類」など9つのカテゴリーで構成。当面、絶滅の恐れはないが、県の自然を代表すると考えられる種を「注目種」として掲載した。
 ニホンアカガエルは近年、低地部での減少傾向が著しいため、準絶滅危惧種から絶滅危惧T類(改訂版ではA、B類を区別せず)に変更した。全国的に希少な魚であるアカメは、県内の岸沿いと内湾に広く分布するため従来の絶滅危惧TA類から外し、注目種とした。
 タガメ、ヤマトオサムシダマシ、チャマダラセセリは生息情報を得られず、生息地の環境も改変されているため生息の可能性はないと判断し、従来の絶滅危惧TA類から絶滅種に変更した。
 県はレッドリストに掲載した動物の生態、分布、生息状況、保護対策などの情報をまとめた「高知県レッドデータブック(動物編)」を2018年中に発行する。
 
提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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