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環境ニュース[国内]

三井物産、ダイキン子会社とビルの空調空間を固定料金で提供するサービスを開始

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2018.01.26 【情報源】企業/2018.01.23 発表

 三井物産は、ダイキン工業の100%子会社で空調・給排水などのエンジニアリングを手掛けるダイキンエアテクノとともに、ビルや商業施設の空調空間を月額固定料金で提供する新会社、エアアズアサービス(AaaS)を設立し、本格的なサービスを1月に始めた。オーナーに代わって設備を設置・保有して、省エネで快適な空調空間をつくる。

 AaaSは東京・丸の内を拠点とする。出資比率は三井物産が90%、ダイキンエアテクノが10%だ。ビルや商業施設の空調設備を保有し、建物の規模や空調の使用実態に応じた運用管理を行い、快適な空調空間を月額固定料金で提供する。ビルや商業施設は一般的にオーナーが空調設備を購入して保有し、保守や機器更新の手間や費用を負担する。

 空調設備の維持管理や更新には多くの資金や労力が必要なため、保守が不十分だったり耐用年数を超えて使われたりすることがあり、それに伴う冷暖房の効きの悪化やエネルギー費用の増加はテナントの負担になる。AaaSのサービスはオーナーの設備導入・更新や運用コストを軽減すると同時に、省エネが可能な空調をテナントに提供する。

 AaaSは空調設備を保有したうえで、空調機の運転状況を遠隔から監視・制御するシステムを活用した保守サービスや、ダイキンエアテクノが持つ空調機器の運転データを生かしたノウハウによって、施設ごとに最適な運用管理を展開する。設備管理者に義務付けられたフロン排出抑制法に基づく法定点検も実施し、長期運用を総合的に支える。
 
【三井物産株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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