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環境ニュース[国内]

キリン、スリランカの紅茶葉栽培の持続可能性向上へ新3年計画、3つの取り組み

環境一般 CSR】 【掲載日】2018.01.26 【情報源】企業/2018.01.23 発表

 キリンは、スリランカの紅茶葉栽培の持続可能性向上に向けた2018年からの新たな3年計画を策定した。同社はキリンホールディングスのグループ企業で、総合飲料事業管理を手掛ける。大農園トレーニングの拡大、小農園への持続可能な農園認証制度「レインフォレスト・アライアンス」の取得支援、水源地保全活動の3つの取り組みを行う。

 スリランカは紅茶飲料「キリン午後の紅茶」の原料になる紅茶葉の重要な生産地で、キリンは紅茶農園が自然を守りながら継続的に紅茶葉が生産できるよう2013年から、レインフォレスト・アライアンスの認証取得の支援を展開している。2017年末で累計44農園が認証を取得し、20農園以上が取得を目指すトレーニングを続けている。

 スリランカの調達先農園に占める持続性の高い農園数の比率は約50%に高まった。今回、こうした成果を踏まえて新しい3年計画を作り、活動をさらに強化することにした。大農園トレーニングの拡大は20カ所の農園を支援先に加え、同国の調達先農園の中で持続性の高い農園数の比率を、70%程度まで引き上げていくことを目標にする。

 小農園への認証取得支援は、新たに7000を超える小農園に対して始める。継続的に安定した価格で大農園に茶葉が売却できるようにすると同時に、自然環境に配慮した茶葉栽培の体制を整える。水源地の保全は5か所で実施するとともに、農園周辺の約1万5000人の住民を対象に水を大切に使用するための教育プログラムを開始する。
 
【キリン株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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