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環境ニュース[国内]

日本マクドナルド、PDCAサイクル活用の省エネで「食品産業もったいない大賞」を受賞

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2018.02.01 【情報源】企業/2018.01.29 発表

 日本マクドナルドは、バイオマスの利活用を進める一般社団法人日本有機資源協会が表彰する第5回「食品産業もったいない大賞」の審査委員会委員長賞を受賞した。PDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルを活用した省エネシステムで、店舗のエネルギー最適化を25年以上徹底している点が評価された。1月24日に表彰式が開かれた。

 PDCAサイクルを活用した省エネシステムは、エネルギー使用量の目標と適正化プログラムの運用プラン設定(P)、適正化プログラムと投資プランの実行(D)、使用エネルギー量の定期的な検針による確認、自店舗の前週・前年の使用量や他店舗との比較・評価(C)、店舗エネルギー管理の分析・改善と省エネ機器の導入(A)を実施する。

 具体例では、店舗の機器、照明類の電源を色分けしたシールで管理し、季節や営業時間、営業内容で電源のオン・オフの管理を確実に行うことで、無駄な電力使用を抑制する。店舗の改装時などに合わせてLED(発光ダイオード)照明にするほか、リアルタイムに使用電力を測定して一定量を超えると警報を発する監視装置を導入している。

 2008年を基準に、2009年から2016年までに全店舗で原油に換算して10万4574kLの使用量を削減した。年平均削減率は1.46%となる。2008年と2016年を比較すると1店舗9.2kL、全店舗で2万6781kL削減した。これは384店舗のエネルギー使用量に相当する。食品産業もったいない大賞は食品関連事業者などを対象にし、農林水産省が協賛している。

【日本マクドナルド株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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