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環境ニュース[国内]

三井ホーム、九州地区の施工物件で地元産の木材利用を推進、構造用壁の構成部

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2018.02.19 【情報源】企業/2018.02.08 発表

 三井ホームは、九州地区で施工する物件で地元九州産の木材利用を推進する。2月以降に受注する物件から適用する。構造用の壁を構成する縦枠部を中心にした部位に使用する。三井ホームが採用しているツーバイフォー工法(枠組み壁工法)に使う構造材はこれまで、カナダを主体にした輸入材が大半を占めていた。

 離島を除く九州全県を対象にする。三井ホームは福岡、大分、佐賀、熊本、長崎県では自社の九州支店、鹿児島、宮崎県はグループの販売・施工会社、三井ホーム鹿児島が施工している。九州支店、三井ホーム鹿児島ともこれまで熊本、鹿児島県で一戸建て住宅や施設系建築物で地元県産材の利用を進めてきた。

 今回、九州での施工エリア全域で一定の品質があるJAS(日本農林規格)製材を、安定して調達できることが確認できたため、地元産材の活用を決めた。顧客のニーズに合わせて使う。2015年の国産材の「枠組壁工法構造用製材JAS規格」の改正や、同工法用のJAS製材工場の整備で利用が容易になったことが背景にある。

 九州地区の森林は戦後の造林拡大政策で植林された人工林が収穫期になっている。森林を維持するには、適切な伐採と継続的な植林・育成のサイクルを円滑に回すことが必要になり、地域産材の利用促進と消費拡大が求められる。三井ホームは九州産材使用の可能性を広げ、環境に配慮した家づくりと地域活性化を図る。

【三井ホーム株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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