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環境ニュース[国内]

キヤノン、グループの環境活動の発信拠点を茨城に開設、高度な資源循環を実現

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2018.02.26 【情報源】企業/2018.02.22 発表

 キヤノンは、グループの環境活動の発信拠点となる「キヤノンエコテクノパーク」を茨城県坂東市に2月22日に開設した。高度な資源循環を実現する最新鋭のリサイクルリユース工場と、ショールームで構成する。約7万4200m2の延べ床面積がある。工場に見学コースを設け、小中学生などに向けた環境学習の場に利用してもらう。

 キヤノンエコテクノパークはキヤノンが施設を主管し、100%子会社で同社製品のリユースリサイクルを手掛けるキヤノンエコロジーインダストリーが運営する。トナーカートリッジ、インクカートリッジの自動リサイクルシステムを活用したリサイクルと、使用済み複合機の再生を実施し、繰り返し使用する資源循環を推進する。

 自動リサイクルシステムは、使用済みのトナーカートリッジからプラスチック材料を取り出してトナーカートリッジの原材料にするとともに、回収したインクカートリッジの機種別分別、解体、粉砕、洗浄工程を行う。複合機の再生は部品レベルに分解し、洗浄・清掃して再利用する。新部品で生産する機器と同等の品質で出荷する。

 工場建屋は省エネ設計を施し、外壁ガラス面を2重ガラスにしたダブルスキン構造で夏の熱を遮ると同時に、冬の集熱を利用した空調を導入した。建築環境総合評価システム「CASBEE」でAランクを取得した。キヤノンは製品1台あたりのライフサイクルで排出されるCO2を毎年約5%削減していて、2016年は2008年比で約34%低減した。

【キヤノン株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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