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環境ニュース[国内]

山形県大蔵村、砂防ダム利用し小水力発電 民間2社と特別目的会社

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2018.03.14 【情報源】企業/2018.01.22 発表

 大蔵村は、日本工営グループで水力発電事業などを手掛ける工営エナジー(東京)、太陽光発電事業などを手掛けるもがみ自然エネルギー(山形県新庄市)と砂防ダムを利用した小水力発電事業について協定を結んだ。自治体と民間企業が共同で行う水力発電事業は全国でも珍しいという。同村は山形県北部に位置する。
 銅山川にある「舛玉砂防堰堤」を取水設備として活用する。堰堤の直下に発電所を建設し、未利用の河川水の高低差(有効落差10.2m)を利用して発電する。最大使用水量は毎秒6m3、最大出力は490kW。今年4月に建設を始め、2020年8月の稼働開始を予定している。
 年間発電電力量は約350万kWhを見込む。これは一般家庭約1200世帯分の年間消費電力量に相当する。発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、全量を東北電力に売電する。
 3者は共同出資の特別目的会社(SPC)「おおくら升玉水力発電」を設立。同社が発電所を運営する。資本金は8000万円。大蔵村が49%、工営エナジーが48%、もがみ自然エネルギーが3%をそれぞれ出資する。同村の加藤正美村長が社長を務める。

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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