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環境ニュース[国内]

三菱地所、農業事業参画、太陽光利用型環境制御ハウスで高糖度ミニトマトを栽培

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2018.03.20 【情報源】企業/2018.03.13 発表

 三菱地所は、農業事業に初めて参画する。太陽光利用型環境制御ハウスを千葉市緑区に設置して高糖度ミニトマトの通年栽培を行う。温室ハウスプラントの販売や農業ビジネスコンサルティングを手掛ける農業ベンチャーのオーガニックソイル(東京・日本橋)と1月に立ち上げた農産物生産・販売の新会社「メックアグリ」を通して実施する。

 三菱地所が推進する2020年代の一層の成長に向けたビジネス革新の一環で農業事業に乗り出す。高糖度トマトは需要が大きく、通年栽培で安定した収益が見込める。東京・丸の内エリアの飲食店や分譲済みマンション居住者への供給、空港運営など、郊外開発事業との連携をはじめとする自社の既存事業との相乗効果も期待できる。

 新会社のメックアグリは資本金4億円で三菱地所が90%、オーガニックソイルが10%出資した。千葉市緑区の敷地面積9915m2の土地で太陽光利用型環境制御ハウス2棟(設置面積4356m2)の建設を3月に始めた。6月に高糖度トマトを初めて植え付けて栽培を始め、年間を通して生産する。2019年度までに年間約80tの生産・販売を目指す。

 メックアグリが使用する太陽光利用型環境制御ハウスは、気化熱を活用した冷却装置やヒートポンプによる冷暖房装置などを備える高機能環境制御システムを導入する。これによって通年栽培を実現する。冷却装置は、水分を含んだパッドを通して外から吸気し、大型換気扇で排気する仕組みで、気化熱で温度を下げて冷房効果を高める。

【三菱地所株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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