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環境ニュース[国内]

静岡県、外来植物ハンドブック作成 富士山の環境保全を推進

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2018.04.11 【情報源】地方自治体/2018.02.14 発表

 富士山の環境保全に取り組む「ふじさんネットワーク」(事務局・静岡県自然保護課)は、富士山の外来植物の除去活動を推進するため、「富士山の外来植物ハンドブック」を作成した。
 近年、富士山でよく見られるようになったオオキンケイギクやセイヨウタンポポ、ハルジオンなど9種の外来植物の特徴と、よく似た在来植物との見分け方、除去方法を写真付きで紹介している。同ネットワークの増澤武弘会長(静岡大客員教授)が監修した。
 ハンドブックは片手で扱いやすいA5判サイズで、オールカラー16ページ。県は5000部を発行し、富士山周辺の5市町、道の駅、図書館などに配布した。県はハンドブックを活用した富士山周辺での外来植物の除去活動への協力を呼びかけている。
 同ネットワークによると、富士山5合目周辺や富士山スカイラインなどの道路沿いで近年、多くの外来植物が見つかっている。繁殖力が強い外来植物は、在来植物の生育を妨げ、駆逐してしまうため、在来植物と共生する虫や鳥、動物も姿を消すなど、生態系そのものが大きく変わってしまうという。
 
提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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