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環境ニュース[国内]

ワシントン条約、飼育下で繁殖させた動物の取引規制に関する手引を作成

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2018.04.09 【情報源】/2018.03.23 発表

 ワシントン条約絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約CITES)事務局は、飼育下で繁殖させた動物と人工的に繁殖させた植物の取引に関する二つの手引書を作成した。一つは飼育・繁殖施設の査察に関する手引きで、もう一つは許可書や証明書で使うソースコード(動植物の由来を示す文字)の使用手引きである。CITESの対象は当初は野生の動植物だったが、現在は人工的に繁殖させたものが増加している。そのためその生産と取引の条件を定義し規制するため、CITES締約国は多くの決議や決定を採択してきた。しかし現在も一貫性のある枠組みはなく、これらの動植物の取引においては、意図的に、あるいは誤って、事実と異なるソースコードを用いて申告が行われる例がみられるという。これはCITESの目的や実施の効果を損ない、生物の保全に悪影響を及ぼすことになる。CITES事務局は、ソースコードの正しい使用と、意図的・非意図的な誤用の発見と是正を目的に、一連のワークショップを開始する。初回は2018年5月にインドネシアで実施される予定で、今回の2つの手引書を使って行われる。手引書は中国語、インドネシア語、クメール語、ラオ語、マレー語、タイ語、ベトナム語に翻訳されている。【ワシントン条約

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