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環境ニュース[海外]

オランダ社会基盤・水管理省、内陸水運部門と温室効果ガス排出削減協定を締結

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2018.04.27 【情報源】オランダ/2018.04.13 発表

 オランダ社会基盤・水管理省は、内陸水運部門と温室効果ガス排出削減協定であるナイメーヘン宣言を締結した。CO2排出に関して道路・鉄道輸送に対する同部門の優位を維持し、かつ2030年までに排出量を20%削減することを目指している。
 社会基盤・水管理省が、2018年の欧州グリーン首都賞を受賞したナイメーヘン市と緊密に連携して策定した同宣言では、政府機関や港湾管理局、物流企業、荷主が、同部門の持続可能性向上を促す意思を表明している。現在、同部門の排出量は年間約2.1メガトンだが、2030年までに1.7メガトン以下に削減(約5万世帯のCO2削減量に相当)、さらに2050年までに気候中立にするという。
 宣言は目標実現に向けた活動の基準として、3段階の工程表(実現可能性調査と実証、これらに基づく実験事業の実施、必要に応じた事業の改善)を提示している。
 主要物流企業はすでに同宣言に参加しており、大幅な排出削減が近い将来に実現可能となる見込み。今後、荷主らは輸送方法を選ぶ際に排出が最も少ない方法を考慮するようになり、内陸水運に携わる企業においては、こうした荷主の期待に沿うよう持続可能な投資を行う動機が高まるという。【オランダ社会基盤・水管理省】

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