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環境ニュース[海外]

オランダ環境評価庁、2050年までの世界の水リスクの見通しを報告

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2018.05.10 【情報源】オランダ/2018.04.19 発表

 オランダ環境評価庁(PBL)は、水に関するリスクについて2050年までの世界各地の見通しと課題を分析し、結論として水管理政策の改善が早急に必要であると報告した。水リスクとして洪水や干ばつ、水質汚染(衛生的な汚水管理設備や安全な飲料水供給の不足)の課題を予測し、それを地図上で示している。高リスク地域は乾燥地域、都市、越境河川流域、沿岸・デルタ地帯で、たとえば、2050年までに沿岸など洪水多発低地の居住人口は10億強から約16億へ増加すること、水需要の増加に加え3700か所に上る水力発電所建設で国境を越えた河川流域で緊張が高まること、などを指摘している。現状のままでは食料生産への圧力も増大する。しかし、水の管理を改めれば、サハラ以南のアフリカや中央アジア、中東の一部で農業生産の40%以上の改善が可能だという。PBLは、水は持続可能な開発目標(SDGs)にも深くかかわる重要な問題であり、関係者が連携し複数の要素を考慮する統合的アプローチの対策が早急に必要だとしている。この研究はオランダ政府の依頼で、PBLが大学や研究機関と協力して実施した。【オランダ環境評価庁】

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