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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、ディーゼルエンジンの排出削減に4000万ドル助成

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2018.05.10 【情報源】アメリカ/2018.04.24 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、ディーゼルエンジンの改修や交換を通じてエンジンのクリーン化、高効率化を図るため、ディーゼル排出削減プログラム(DERA)から約4000万ドルを拠出すると発表した。現在、プロジェクト案を全国から募集している。選定にあたっては、大気汚染が激しい地域での物流施設の車両を対象とするなど、排ガスと曝露を大幅に低減する活動が優先され、地域社会が参加し利益を得られるもの、期間終了後も排出削減を継続する力があるものが望ましいという。申請資格があるのは地域、州、自治体、部族の政府機関で、港湾局や非営利団体も一定条件を満たせば申請できる。EPAは、20〜80のプロジェクトの助成を見込んでいる。
 ディーゼルエンジンは、アメリカではほぼすべての貨物トラックや機関車、貨物船の動力源となっており、国内の輸送貨物の約90%を運んでいることになる。EPAは、2008年のDERA発足以来、全国で730件を超えるプロジェクトを助成してきた。その多くは、喘息など呼吸器疾患の比率が全国平均より高い、貧困地域のプロジェクトだという。【アメリカ環境保護庁】

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