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環境ニュース[国内]

三菱地所、民間企業初の皇居外苑お濠の生き物再生にチャレンジ

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2018.05.29 【情報源】企業/2018.05.21 発表

 三菱地所株式会社は、皇居外苑濠における水辺環境改善および生態系の再生を目的に、民間事業者として初めて皇居のお濠由来の希少な水草や生き物などの保全を行うCSR活動「濠プロジェクト」を開始した。
 5月19日には社員が環境省の許可を得てお濠(大手濠)に立ち入り、水草や小型魚類・エビ類・貝類などの生物、お濠の泥を採取した。
 採取した泥には、現在のお濠の水質・環境では自然発生が難しいとされている水草の種子が含まれている。また、かつてお濠で生育していたものの、消失してしまった種の種子も含まれている可能性がある。これらの種子は、適切な環境下に移すことで、再度発芽することが期待される。
 今回採取した生物・泥は三菱地所所有のビル屋上に設けたコンテナビオトープに移植し、観察の上復元と保全を目指す。

 今後、成長した水草類・生物は、将来的に三菱地所が管理所有するビルの人工池等に導入し、皇居の自然の代替地としての機能を持たせ、水辺環境の再生の普及啓発活動を行っていく。

【三菱地所株式会社】

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