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環境ニュース[国内]

小田急、回生電力貯蔵装置の電源供給能力を検証 勾配箇所で蓄電池のみでの自力走行に成功

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2018.07.30 【情報源】企業/2018.07.25 発表

 小田急電鉄株式会社は、大規模停電発生時において複々線地下区間(代々木上原駅〜梅ヶ丘駅)の駅間に停車した列車が「回生電力貯蔵装置」の蓄電池のみの電力で自力走行するための検証を行った。
 
 検証結果として、回生電力貯蔵装置の蓄電池のみの電力で、列車を各駅や駅間の勾配箇所に一旦停車させた後、起動させて次駅まで自力走行することができた。
 特に、同区間には当社最大の勾配があり、この勾配上で停車させた列車も蓄電池のみの電力で自力走行(起動)可能であることを確認した。
 
 この装置は、平成30年5月、小田急小田原線 上原変電所(東京都渋谷区)に導入したもの。蓄電池はリチウムイオン電池を使用し、通常時は、列車の回生電力を吸収し放電することで節電効果によるCO2削減を図っている。
 装置の導入には環境省と国土交通省連携のエコレールラインプロジェクト事業 として補助金を受けている。

【小田急電鉄株式会社】

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