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環境ニュース[海外]

欧州委員会、2017年の森林火災による被害について報告

地球環境 森林の減少】 【掲載日】2018.10.04 【情報源】EU/2018.09.20 発表

 欧州委員会は、2017年に欧州、中東、北アフリカで発生した森林火災に関する年次報告書を公表した。欧州では120万ヘクタール以上の森林と土地が焼失した。民間人や消防士127人が死亡し、経済的損失は約100億ユーロと見積もられている。以前よりも森林火災の発生する期間が長期化しており、7〜9月の高温低湿期だけでなく、2017年は6月と10月にポルトガルとスペイン北部で大規模な森林火災が発生した。地中海地域が最も深刻な森林火災発生地帯であることに変わりないが、以前は森林火災が稀だった欧州中央部や北部でも森林火災が発生しており、干ばつや熱波といった極端気象が森林火災を深刻化させているという。森林火災の90%以上は人間活動から発生した。また、持続可能でない森林管理、生態系の劣化、燃えやすい樹木の植林など、森林・土地利用の方法にも原因がある。欧州委員会は、地域社会や政策決定者らに対する意識啓発と訓練を実施し、予防措置を講じる必要があるとしている。【欧州委員会】

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