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環境ニュース[国内]

秋田港火力発電所(仮称)建設計画に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2018.10.01 【情報源】環境省/2018.09.28 発表

 環境省は、「秋田港火力発電所(仮称)建設計画に係る環境影響評価準備書」(丸紅株式会社、株式会社関電エネルギーソリューション)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

 本事業は、秋田県秋田市において、石炭を燃料とする総出力130万kWの火力発電所を新設するものである。

 本意見では、事業者である丸紅株式会社、株式会社関電エネルギーソリューションに対し、世界の潮流に逆行するような地球温暖化対策が不十分な石炭火力発電は、是認できなくなるおそれもあること等を踏まえ、
 (1)石炭火力発電に係る環境保全面からの事業リスクが極めて高いことを改めて強く自覚し、2030年度及びそれ以降に向けた本事業に係る二酸化炭素排出削減の取組への対応の道筋が描けない場合には事業実施を再検討することを含め、あらゆる選択肢を勘案して検討すること、
 (2)とりわけ、 本事業者については、現在高効率のガス火力等を有している本事業者のグループ会社等との共同実施により、2030年度までに同目標の達成を目指すとしているものの、引き続きその達成に向けた努力が必要不可欠であること、
 (3)そのほか大気環境、水環境及び廃棄物に係る適切な環境保全措置の検討
 等を求めている。

【環境省】

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