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環境ニュース[国内]

デンマーク、薄いプラスチック製買い物袋を廃止へ

ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2018.12.18 【情報源】/2018.12.04 発表

 デンマーク環境・食糧省は、プラスチック汚染対策の一環として、薄くて破れやすく繰り返し使えないプラスチック製買い物袋(レジ袋)を廃止する方針を公表した。対象になるのは、生鮮食品などを購入した際に持ち帰るための薄く軽量の持ち手付きプラスチック製買い物袋で、厚手で繰り返し使えるものは対象から外される。また小売店側には、こうした買い物袋を無料で提供することを、袋のサイズ、素材を問わず禁止する。消費者はマイバックを持参するか、厚手のレジ袋を購入することになる。
 現在、デンマークでは年間一人当たりおよそ80枚のレジ袋が消費されている。環境・食糧省はこれを2023年までに半減させるための自主協定をデンマーク商工会議所やCoopなどと結び、消費者に買い物袋の再利用を促す情報キャンペーンにも着手する。1993年にもレジ袋有料化が実施され、消費量はほぼ半減したという。
 環境・食糧大臣は、「プラスチックは自然界では分解に時間がかかり、海洋に流れ出て環境に害を与えるが、食品を長く保存できる優れた素材でもある。使わずに済むものから廃止に取り組んでいく必要がある」としている。【デンマーク環境・食糧省】

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