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環境ニュース[国内]

大分県大分市におけるツマアカスズメバチ生息状況等緊急調査の結果を発表

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2018.12.21 【情報源】環境省/2018.12.20 発表

 環境省は、平成30年10月11日に、ツマアカスズメバチが大分県大分市で初めて確認されたことを受け、生息状況等緊急調査を実施してきた。この度調査が終了し、結果をとりまとめ、発表した。

 平成30年10月27日から11月30日にかけて、営巣確認地点の周辺及び国際航路のある大分港大在コンテナターミナルの周辺を中心に、公園や緑地、樹林地等、ツマアカスズメバチの営巣の可能性がある場所に約500個のトラップを2回設置した。
 また、同期間中、同様の範囲において巣の探索調査をあわせて行った。
 これらの調査の結果、ツマアカスズメバチの新たな巣や個体は確認されなかった。

 10月9日に駆除された巣を解体して分析したところ、巣内で多数の幼虫、蛹、成虫が確認されたが、巣が成長していく段階にあり、繁殖にかかわる新女王バチが生まれる段階には至っていなかったと考えられる。
 このことから、繁殖にかかわる新女王バチがこの巣から周囲に分散した可能性は低いと推定される。

 平成31年度も、引き続き関係機関と連携しながら営巣確認地点周辺におけるツマアカスズメバチのモニタリングを行うとともに、巣や個体が確認された場合には速やかに駆除を行う予定。

【環境省】

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