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環境ニュース[国内]

岐阜県、板取川支流で小水力発電 「清流発電所」稼働開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2019.02.12 【情報源】地方自治体/2018.11.30 発表

 岐阜県が、同県関市の板取川支流で整備を進めていた、農業用水を活用した小水力発電所「板取川清流発電所」が完成し、稼働を始めた。
 農業用水から取水し、24.4mの落差を利用して水車を回して発電する。最大出力は52kW。年間発電電力量は43.1万kWhを見込んでいる。小水力発電による二酸化炭素(CO2)排出削減効果は、年間約240トンと想定している。
 発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、電力会社に売電する。売電収入は、発電所の管理費のほか、関市内の土地改良施設や農業集落排水施設の維持管理費にあて、地域振興につなげる。
 県は、水資源の豊かさや農業水利施設の多さなどを生かした小水力発電の導入に取り組んでいる。板取川清流発電所は、農業用水を活用した小水力発電所としては県内11カ所目で、関市では初。総事業費は3億900万円で、国が50%、岐阜県と関市が25%ずつ負担し、県の事業として整備した。関市が地元の自治会に委託して管理する。

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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