一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

オランダ、二酸化炭素排出量は1990年比で減少せずと発表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2019.02.12 【情報源】オランダ/2019.01.28 発表

 オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は、同国の2017年の温室効果ガス排出量が1990年比で13%減少したと発表した。これはメタン(43%減)、亜酸化窒素(52%減)、フッ素化ガス(Fガス)(76%減)などが減少したことに起因すると考えられる。しかし二酸化炭素(CO2)だけを見てみると、その排出量は減少していない(1990年比で1%増加)。ただ、1990年から2017年の間、オランダ経済が成長しているにもかかわらず、それに比例してCO2の排出量が増加したわけではない。これは、発電所の効率化や、風力や太陽光による電力生産の増加、家庭や企業での高効率のボイラーの使用などが要因となっている。その一方で、交通の発達や電力生産の増大により排出量が増加したという。
 このデータは、オランダ環境評価庁(PBL)による2020年の排出量及びエネルギーに関する短期評価の基準となる。【オランダ国立公衆衛生環境研究所】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース