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環境ニュース[国内]

(仮称)宗谷岬風力発電事業更新計画に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2019.02.19 【情報源】環境省/2019.02.18 発表

 環境省は、北海道で計画されている「(仮称)宗谷岬風力発電事業更新計画計画段階環境配慮書」(株式会社ユーラスエナジーホールディングス)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

 本事業は、北海道稚内市において、総出力57,000kW、定格出力1,000kWの既設の風力発電設備57基を全て撤去し、総出力は増加させずに、定格出力4,000kW級の風力発電設備15基程度に建て替える事業である。

 環境大臣意見では、平成19年から平成28年の間に本事業に係る既設の風力発電設備でオジロワシ10羽がブレードに衝突し死亡していること、宗谷岬は国内で越冬するオジロワシ、オオワシの個体の多くが渡りの際に経由していることから、オジロワシを始めとした鳥類への重大な影響が懸念されることを指摘し、あらゆる環境保全措置を講じてもなお本事業の実施による重大な影響等を回避又は十分に低減できない場合は、本事業の取りやめも含めた事業計画の抜本的な見直しを行うこと等を求めている。

【環境省】

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