ドイツ　鉱業における環境保護の強化を求める、拘束力のある基準の導入を

　資源の需要が世界的に上昇する中、連邦環境庁（UBA）は、鉱業における環境保護の強化を求める声明を公表した。クラウツベルガー連邦環境庁長官は、「大規模輸入国として、ドイツは、資源採掘によって引き起こされる地域、そして地球規模の環境破壊に対して責任を負っている。我々は、EUと共に、採掘から原料加工までの原料サプライチェーンに関する国際的に拘束力のある環境基準を推進するべきだ」と述べた。OECDの予測では、2060年の世界の金属需要は2011年と比較してほぼ3倍になることが予測されている。連邦環境庁は、EUによる資源供給の際の評価の基準において採掘時の環境配慮を強化、資源のサプライチェーンにおいて人権や環境、社会の観点でのデューディリジェンスの義務化、ベストプラクティスを示す実証プロジェクトの実行を提案している。【ドイツ連邦環境庁】