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環境ニュース[海外]

イギリス環境・食糧・農村地域省、海鳥が営巣するシリー諸島特別保護区を拡大へ

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2019.03.12 【情報源】イギリス/2019.02.26 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、シリー諸島特別保護区(SPA)を1万3000ヘクタール近く拡大する計画を発表した。シリー諸島は、コーンウォール州ランズ・エンドから南西45kmに位置し、200以上の花崗岩島嶼から構成されている。シリー諸島SPAには、ヒメウミツバメ、ニシセグロカモメなど、海鳥13種の8000以上のつがいが生息し、イングランドで2か所しかないマンクスミズナギドリの営巣地の1つでもある。拡大案では、ヨーロッパヒメウやオオカモメなどの種の重要性が初めて考慮され、営巣地だけでなく、採餌、休息、羽繕い、鳥同士の社交活動が行われる近隣の海洋も含まれている。イギリスでは、脆弱な海鳥希少種を人間活動から守り、採餌場の攪乱を最小限に抑えるため、47か所がSPAに指定されている。さらに、イングランド海域の36%を海洋保護区(MPA)に指定しており、国際社会に対しても2030年までに世界の海洋の30%を保護することを呼びかけている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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