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環境ニュース[海外]

オランダ経済・気候政策省、温室効果ガス排出削減への国家気候合意案を議会に提出

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2019.07.25 【情報源】オランダ/2019.06.28 発表

 オランダ経済・気候政策省は、温室効果ガス排出削減策をまとめた国家気候合意案を議会に提出した。全国民にとって経済的に実現可能な排出削減という原則のもと、オランダの温室効果ガス排出を2030年までに1990年比で半減させ、パリ協定の下での約束実現をめざす内容となっている。合意案は低炭素型社会への移行の経済的負担を家庭から企業に移し公平化を図る方針で、家庭のエネルギー税の軽減により、2020年には平均的エネルギー使用量の家庭での光熱費が年100ユーロ低下する見込みだという。一方、企業が支払うエネルギー上乗金は増額され、2030年までに支払う総額は再生可能エネルギー移行補助金を上回る額になる。さらに産業のクリーン化と雇用維持につながる炭素税などの措置を導入し、企業の持続可能性とオランダの競争力を強化する。合意案は2050年まで31年間かけて段階的に移行を進めることを重視しており、居住地域規模の参加型手法によって世帯レベルでも排出ゼロをめざす。電気自動車の購入補助金や自宅のエネルギー効率化の補助金も確保した。【オランダ経済・気候政策省】

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