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環境ニュース[海外]

北極評議会、国際海事機関をオブザーバー機関として承認

地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2019.08.13 【情報源】国際機関/2019.07.23 発表

 北極圏の国などで構成する北極評議会は、2019年5月にフィンランドのロバニエミで開催された閣僚会合で国際海事機関(IMO)をオブザーバー機関として承認した。IMOは船舶の安全や船舶による海洋汚染の防止などに取り組む国連の専門機関であり、オブザーバーになることで北極評議会と従来よりも緊密に協力して北極圏での船舶に関する問題に対処する。これまでも協力してきた海難救助、汚染対策、海洋環境の保護などに加え、海氷が減少し新たな航路が開かれる北極圏での船舶による環境影響を最小限に抑えるために、極海域を航行する船舶に求める要件を定めた極海コード(Polar Code)の策定についても協力する。また、放射性物質漏出の可能性がある海難事故の防止や事故発生時の対応準備についても協力する。IMOイム・キタック事務総長は「IMOの役割は北極圏、南極圏での船舶や人々の安全を確保し、環境への影響を最小限に抑えることで、北極評議会との緊密な連携は非常に有益だ」と期待を述べた。【北極評議会】

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