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環境ニュース[海外]

欧州委員会、干ばつの打撃を受けた農家を支援

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2019.08.15 【情報源】EU/2019.07.25 発表

 欧州委員会は、欧州で干ばつが続くなか、農家に対する柔軟な支援の提供を決めた。まず、2019年10月半ばに支援金(直接支払の70%、農村振興政策による支払の85%まで)を前払いする。また、家畜飼料の生産を可能にするため、通常は生産に使われていない土地の柔軟な利用を認める。具体的には、支援金の受給のための環境保護(グリーニング)要件のうち、土壌と生態系レジリエンス向上を目的とする作物の多様性の確保と、生物多様性保護のため15ヘクタール以上の耕作地では5%以上を環境重点用地とすることの2点を免除し、その他の要件についても免除を検討するという。欧州委員会は衛星によって干ばつの状況と影響の評価・分析を継続するとともに、全加盟国に農家への干ばつの影響に関する地域単位の最新情報の提供を求めている。フィル・ホーガン農業・農村開発担当委員は、「長引く気候条件(干ばつ)で農家は追い込まれている。加盟国と連携して状況評価を行い、打撃を受けた農家を支援する用意がある」とした。【欧州委員会】

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