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環境ニュース[海外]

アメリカ気象学会、2018年は史上4番目に高温だったと報告

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2019.09.02 【情報源】アメリカ/2019.08.12 発表

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)によると、アメリカ気象学会は年次報告書「気候の現状2018年版」を公表し、2018年は史上4番目に高温の年だったと報告した。年初はラニーニャ現象が続き、年の終盤までエルニーニョ現象の影響がなかったにも関わらず高温となり、気候変動の主な指標は引き続き地球温暖化を反映しているという。
 報告書によると、2018年はCO2、メタン亜酸化窒素など主要温室効果ガスの濃度が新記録を更新し、世界の大気中CO2濃度の平均は407.4ppmだった。地球表面温度(陸海)は1981〜2010年の平均を0.3〜0.4℃超過、海面温度だけをみても記録的なエルニーニョ現象が発生した2016年以降、若干低下したが、1981〜2010年の平均を大幅に上回っている。海面水位は7年連続で上昇、2018年は衛星高度計による記録が開始された1993年の平均より8.1cm高く、過去最高となった。北極の地表付近の平均気温は1900年以降3番目の高温、南極も平年より高温だった。また、熱帯低気圧の発生数も平年をはるかに上回った。【アメリカ海洋大気庁】

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