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環境ニュース[海外]

フィンランド環境省、建物の炭素フットプリント評価方法を試験へ

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2019.09.20 【情報源】フィンランド/2019.08.30 発表

 フィンランド環境省は、新たに開発した建物の炭素フットプリントの評価方法を試験的に実施し、一般の建設事業への応用可能性を検証すると発表した。フィンランド環境省は2017年に低炭素型建築ロードマップを公表し、2018年に専門家と共に評価方法を開発した。評価方法の試験は2019年秋から2020年夏にかけて実施し、同年に建物の炭素フットプリントを法的枠組みに組み込むことを予定している。この方法は、建築資材の製造、輸送、建設現場の管理、建物の使用と改修、解体、再利用までライフサイクルを通した建物の気候影響を計測する。具体的には、建物の規模を問わず新築または改修の試験事業を公募し、選ばれた事業には助成金とグリーンビルディング協議会による助言サービスが提供される。試験を本格導入に移すには透明性のある方法で生成された信頼できるデータが必要であることから、資材、建築、輸送、廃棄物管理の炭素排出データベースを構築し、2020年に第一バージョンの完成を見込む。【フィンランド環境省】

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