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環境ニュース[海外]

世界資源研究所、炭素排出ゼロ都市への投資は24兆ドルの利益を生むと報告

【発表日】 2019.09.19 【情報源】 研究機関 【地球環境 地球温暖化

 世界資源研究所(WRI)は、都市の脱炭素化と経済成長を促す国家を支援する国際イニシアティブ「都市の変容のための連合」の報告書「気候変動の緊急性、都市の可能性」を公表し、都市の低炭素化措置の実施により2050年までに約24兆ドルの経済価値を生み、都市の温室効果ガス排出を90%削減できると報告した。
 報告書によると、この排出削減は現在利用可能な技術と手法(建物や運輸の炭素削減、資源効率、廃棄物削減等)で実現できる。そのためには年間1.8兆ドル(世界のGDPの約2%)の投資が必要だが、2030年に年間2.8兆ドル、2050年に年間7兆ドルの経費削減が見込まれ、5年以内に採算が取れる場合が多い。また、2030年までに年間8700万人の雇用創出、大気汚染や交通渋滞の軽減、労働生産性向上も可能だという。
 報告書は国と自治体の協力の事例(チリ、中国、コロンビア等)を挙げ、国が取り得る行動の6つの優先事項として、高密度で連結した清潔な都市を目指す政策、持続可能な都市インフラへの資金提供等を指摘している。【世界資源研究所

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