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環境ニュース[海外]

気候変動適応グローバル委員会、適応目指し8つのアクショントラックを示す

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2019.10.10 【情報源】研究機関/2019.09.24 発表

 世界資源研究所(WRI)は、気候変動適応グローバル委員会が適応対策の促進・強化のため行動すべき分野を8つのアクショントラックとして示し、各国政府、国際金融機関、市民団体等75以上の主体が賛同したと発表した。アクショントラックは、1)資金調達及び投資、2)食料安全保障及び農業、3)自然に基礎をおくソリューション、4)水、5)都市、6)地域主導の行動、7)インフラストラクチャー、8)防災の8分野で、分野ごとにイニシアティブパッケージを構成し、あわせて適応策の総合的プラットフォームを形成する。「食料安全保障及び農業」分野では小規模農家の資金や情報の支援、「都市」分野では貧困層の居住環境対策、「防災」部門では人道支援部門の活動の強化があげられるなど弱者、脆弱な基盤や部門への対策に重点がおかれている。
 同委員会と協力主体は、アクショントラックに掲げられた既存や新規のイニシアティブを通じ政治的、技術的、資金的支援を行う。同委員会は、オランダで気候変動適応サミットが開催される2020年を行動年としてアクショントラックへの参加、賛同を呼びかける。
 気候変動適応グローバル委員会は、WRIが気候変動適応グローバルセンターと共同運営し、議長の潘基文第8代国連事務総長を含めビル・ゲイツ氏など34人の委員からなる。【世界資源研究所

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