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環境ニュース[海外]

欧州環境庁、シグナル2019で欧州の土地と土壌資源は持続可能な未来の要と報告

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2019.10.17 【情報源】EU/2019.09.30 発表

 欧州環境庁(EEA)は、環境・気候関連問題を特集する報告書「シグナル」の2019年版を公表した。今回は「欧州の土地と土壌」をテーマに、都市のスプロール化や汚染、農地の過度な利用、景観分断等が土地と土壌にもたらす影響を分析し、その持続可能な利用の必要性を強調した。
 報告によると、欧州における土地の人工被覆化(建物や道路等)は、近年減速しているものの増加が続いているという。欧州市民の約4分の3が都市部で生活、今後も都市人口の増加が見込まれ、都市のスプロール化は多くの場合、肥沃な農地や野生生物等を育む自然地域を脅かしている。土壌は炭素貯蔵や保水の機能もあり、その保全は気候変動の緩和・適応にも欠かせないと指摘する。
 今後の具体策として、産業跡地等の土地リサイクルや新たな人工被覆の回避、コンパクトシティー等の都市計画方法を提示。特に農業・食糧部門は、精密農法や土地放棄への対応、食品廃棄物削減など包括的措置を通じた健全な土壌の確保が必要だという。また野生生物の生息地をつなぐグリーンインフラ拡大の必要性も指摘した。今後もEUの地球観測計画「コペルニクス」等の活用が期待される。【欧州環境庁】

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