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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、エストニアのエネルギー移行をレビュー

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2019.10.23 【情報源】国際機関/2019.10.04 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、エストニアのエネルギー移行に関する政策レビューを公表した。同国のエネルギー供給はIEA加盟国の中で独特である。国内オイルシェール(エネルギーに富む堆積岩)による電力生産に大きく依存しているため、エネルギー自給率が高い反面、IEA加盟国の中で炭素強度が最も高い。IEAによると、同国はオイルシェールから、環境便益もある液体燃料の生産を増やしてその価値を高める必要があるという。同国の大規模再生可能エネルギー(再エネ)事業で最も低コストの技術は風力発電になるとみられる。風力発電の導入は2015年までは順調だったが、その後行政上の障壁が生じており、これを早急に取り除く必要がある。輸送部門に関しては、あらゆる燃料への課税を見直し、炭素含有量を良好に反映したものに改めることが求められる。EU域内の周辺国と協力し、供給源の多様化と供給安全保障の強化を図る必要がある。同国はEU加盟国に義務付けられた2020年までの排出削減と再エネ目標を既に達成しており、より本腰を入れた取組によって2030年までの目標も達成可能と期待される。【国際エネルギー機関

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