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環境ニュース[海外]

EU、2018年に温室効果ガス排出は2%減少したとする暫定値を報告

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2019.11.18 【情報源】EU/2019.10.31 発表

 欧州環境庁(EEA)は、EUにおける2018年の温室効果ガス排出は前年比で2%減少したとする暫定値を報告した。1990年比で23.2%の削減となり、2020年までに20%削減という目標は達成できる見込み。しかし、2030年までの削減率は既存の政策では30%、計画された政策をすべて実施しても36%にとどまり、2030年までに40%削減という目標達成には課題がある。EU加盟国から寄せられた2019年の報告によると、既存の政策と措置で「努力を共有する規則」に基づく2030年までの目標を達成できるとみられるのはギリシャ、ポルトガル、スウェーデンのみだという。一方、EU域内排出量取引制度(ETS)対象部門では、固定施設からの総排出量が2018年に前年比で4.1%減少した。これは主に発電所における石炭利用の減少による。航空産業からの排出は旅客需要増により4%増加した。既存の政策ではETS対象部門の2030年までの排出量は2005年比で36%減にとどまり、43%削減という目標には届かないとみられる。【欧州環境庁】

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