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環境ニュース[海外]

世界気象機関、大気中温室効果ガス濃度は2018年も過去最高と報告

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2019.12.10 【情報源】国際機関/2019.11.25 発表

 世界気象機関(WMO)は、2018年版温室効果ガス年報で、2018年の大気中CO2濃度は407.8ppmと、2017年の405.5ppmからさらに上昇し、過去最高を記録したと報告した。産業化以前の1750年比で147%となった。2017年から2018年の上昇量は2016年から2017年と同程度で過去10年の平均をわずかに上回った。1985〜1995年、1995〜2005年、2005〜2015年の年平均上昇量は、それぞれ1.42ppm、1.86ppm、2.06ppmとなっている。
 メタン(CH4)の大気中濃度は2018年に約1869ppbと過去最高を記録し、1750年比で259%となった。亜酸化窒素(N2O)の大気中濃度も2018年に331.1ppbと1750年比で123%の過去最高となった。CH4、N2Oともに上昇量は、2016〜2017年、及び過去10年の平均を上回った。
 1990年以降、長寿命温室効果ガスによって放射強制力は43%上昇した。CO2はこの約80%を占めており、年報では化石燃料燃焼が大気中CO2濃度上昇の主な原因になっていることが示されている。WMOは、減少はおろか上昇率が減速する兆しもない大気中温室効果ガス濃度に警鐘を鳴らしている。【世界気象機関

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