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環境ニュース[海外]

デンマーク、遅くとも2050年までに排出実質ゼロを達成する気候法を可決

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2019.12.24 【情報源】デンマーク/2019.12.09 発表

 デンマーク気候・エネルギー・建物省によると、2019年12月6日、デンマーク議会で法的拘束力のある国家気候法が可決された。同法では、温室効果ガス排出を2030年までに1990年比で70%削減することが約束された。今後も5年毎に10年先までの削減目標を設定し、遅くとも2050年までに排出実質ゼロを達成する。政府は、農業からエネルギーまであらゆる部門を脱炭素化する具体的政策措置を盛り込んだ気候行動計画を毎年策定し、独立した気候評議会が同計画の効果を評価する。国際海運・航空などの排出にデンマークが及ぼす影響についても別途報告し、同国が中国、インドなど15か国と結んでいる二国間エネルギー協定の効果も考慮する。
 デンマークは既にあらゆる主要な政治的意思決定で気候を考慮するためグリーン・トランスフォーメーション委員会を設置し、主要民間団体と13の気候パートナーシップを立ち上げている。【デンマーク気候・エネルギー・建物省】

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