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環境ニュース[海外]

ドイツ 2018年の温室効果ガス排出量を公表。1990年比で31.4%減。

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2020.02.07 【情報源】ドイツ/2020.01.22 発表

 ドイツ連邦環境庁は、欧州委員会に2018年の温室効果ガス排出量算出結果を提出した。これによると、2018年は、CO2換算による排出量が8億5840万となり、前年比で3590万トン減少(4%減)、1990年比で31.4%減となった。部門別排出量では、運輸部門からの排出量がCO2換算で1億6400万トンとなり、1990年よりも若干下回り、前年比でも3.3%減少し、2012年以来初めて減少した。動力用燃料価格が前年よりも高くなったこと(ガソリン7%増、ディーゼル11%増)により、自動車の走行距離が減り、排出量が削減されたとしている。エネルギー部門における排出量は、削減傾向が続いており、前年比で5.25%減、1990年比で30.9%減となっている。農業部門では、前年比で3.8%減、1990年比で19.8%減と大幅に減少した。これは、干ばつの影響を受け、ミネラル肥料使用量が減少し、さらに動物の個体数の減少したことが要因であるとしている。工業プロセス部門は、前年比1.3%減、1990年比33.1%減となった。これは、欧州フッ素化ガス規制により、フッ素化ガス(Fガス)使用量の減少が要因とされている。2019年の温室効果ガス排出量速報値については、2020年3月に公表される。【ドイツ連邦環境庁】

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