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環境ニュース[海外]

欧州環境庁、氾濫原の保全と回復の必要性を報告

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2020.03.18 【情報源】EU/2020.03.03 発表

 欧州環境庁(EEA)は、ヨーロッパの氾濫原の保全と回復を優先課題にすべきとする報告書を発表した。氾濫原は、ヨーロッパの総面積の7%、自然保護区ネットワーク「ナチュラ2000」の30%を占め、保水、炭素隔離、水浄化、生息地と生物多様性の保全、リクレーション活動の場など重要な生態系サービスを提供している。しかし、過去2世紀の間に氾濫防止構造物や河道直線化などの治水、氾濫原湿地と河川の切断、農地転用や都市化が進み、氾濫原の90%が劣化した。そのため十分な生態系サービスが提供されず、気候変動とあいまって洪水リスクの上昇、水質悪化と生物多様性の減少が生じた。氾濫原の回復は、洪水リスクの低下、生物多様性の保全と回復、河川湖沼湿地の化学物質・栄養塩類汚染の減少、保水能力の向上をもたらす。報告書は、とるべき方法として自然を基盤とする解決策と生態系管理アプローチの有効性を強調している。さらに氾濫原の回復と保全は、欧州グリーンディール、水枠組指令、洪水指令、鳥類指令、生息地指令等の目的の達成に貢献する。【欧州環境庁】

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